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NHKスペシャル「藤井聡太、秘蔵映像で迫る素顔」(7/8)、強さの秘密を解明!

投稿日:2017年7月8日 更新日:

7月8日、「藤井聡太、秘蔵映像で迫る素顔」(NHKスペシャル)という番組がありました。藤井聡太四段の強さを人工知能(AI)の分析を交えながら、ゲストと共に探っていく内容です。ゲストは、佐藤天彦プロ棋士、師匠の杉本昌隆七段、乃木坂46の伊藤かりん、でした。




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藤井聡太プロの素顔とは?

番組では、藤井聡太四段を8ヶ月に渡って密着取材。

ラーメンが好きで、人見知りの中学生というのが、藤井四段の素顔でした。
ある日、神社でおみくじを引くと「大吉」と出ました。

そこに”好きなことをしてよい運気”みたいなことが書かれていたので、スタッフが「好きなことは何ですか?」と聞くと、「もちろん将棋です」と答えました。

そして、神様への願いことを聞かれると、
「神に将棋のことを頼んでも仕方ないと思うので、兄の大学受験合格をお願いしました」と答えていました。



将棋については、神のチカラなど無用だと思っている風があり、もはや立派な勝負師なんだな、と納得しましたね。

ちなみに、連続30連勝がかかったところで破れましたが、その後の6日の順位戦では無事に勝ち、連敗はしなかったそうです。


藤井聡太四段の強さの秘密

藤井聡太四段の将棋の強さについては、”コンピュータに近い正確”、”あの年であの完成度は信じられない(羽生三冠談)”、”光るものを持っていながら、弱点が極端に少ない”などと評されていますが、その強さの秘密は何なのでしょうか?



藤井四段の強さが顕著に現れるのは、終盤での圧倒的な強さとスピード感だと言われています。

その強さを培ったのは、「詰め将棋」の鍛錬なんだそうです。



師匠の杉本昌隆七段によれば、藤井四段は、小学生の頃からヒマさえあれば、詰め将棋を解いていたとか。また、自分で詰め将棋を作ってもいたそうです。

詰め将棋は、プロでも取り組みが苦手な人もいて、それをズッと続けるのは結構大変だそうです。

ですから、藤井四段は詰め将棋にも強く、小学生の時には優勝していますし、最近のある大会では、プロでも解けない人が少なくない難問だったようですが、制限時間の1時間も前に解いて優勝してしまいました。



そうした詰め将棋の鍛錬によって、終盤での正確な読みが藤井四段の最大の武器となっているわけです。

そのことは、AIの分析でも明らかになっていて、プロ棋士になってからの対局を分析すると、ほぼ全対局の終盤で優位性を示す数値が急カーブで大きくなっていました。

終盤に一旦よい形勢になったら、そのまま一気に勝ちにいくのが藤井四段の勝ちパターンとなっているのです。




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藤井聡太プロ、急成長の秘密

藤井聡太四段が、急成長の強さを見せたのは、人工知能(AI)で鍛えた新感覚の将棋を身につけたから、という面もあるようでした。

普段の将棋の研究で、コンピュータソフトを利用しているんですね。



このコンピュータソフトを利用して将棋を研究するのは、10代の若い棋士が中心のようですが、プロ棋士後の29戦目で対局した増田康宏四段(19歳)もそうでした。

この対局は、AI世代同士の戦いとなったわけです。



増田四段はAIを使って研究した結果、現代の将棋ではほとんど使われなくなった守り手である「雁木囲い(がんぎかこい)」という手をコンピュータソフトがよく使うのを発見し、その手を藤井四段との対戦で使ってみました。

その結果優勢となっていきましたが、途中で、藤井四段への恐怖心からAI理論とはかけ離れた手を打ってしまいました。

すると、それを機に一気に形勢が不利になり、藤井四段に負けてしまいました。

その時、藤井四段は真逆の心理状態で、対戦相手への何らの恐怖心もなく、坦々とAI理論に近い感覚で打ち続け、勝てたわけです。



ゲストの佐藤名人は、藤井プロのそもそものミスの少なさという特徴がAI戦略とよくマッチしているのでは、と分析していました。

師匠の杉本七段は、当初、AIによる悪影響を恐れて、藤井四段にはAI利用を勧めなかったが、とても上手に利用しているのを見て、認めることにしたそうです。



藤井聡太の将棋、時には人間力の強さを発揮する!

AIによる新感覚の将棋を強みにする藤井聡太四段ですが、時には、AI理論を無視した(人工知能では指せない)手を打って、大勝負に出る強さも持ち合わせています。

それが現れたのは、プロ昇進後20戦目の対澤田真吾六段(25歳)戦でした。


この対局では、藤井四段は珍しくミスを連発、崖っぷちに立たされました。

そして、110手目で、たった一つの勝機が残る手、すなわち唯一勝てる手だが危険な手を打ちました。

藤井四段の読み通りに澤田六段が出れば勝てるが、逆の手を打たれれば負けるという究極の二者択一の手でした。



この手は、形勢が不利な状況からの巻き返しという局面なので、人工知能(AI)では指せない、人間力が必要な一手なんだそうです。

終盤で頭脳も疲れ、この手については澤田プロの持ち時間も1分しかないという、相手を追い詰めた状況で、冷徹に二択を迫った一手でした。

結局、澤田プロは藤井プロの読みどおりの手を打ち、負けてしまいました。



この藤井四段の将棋について、

”苦しい展開でも最善手を打てる”と某プロ棋士は高く評価し、羽生三冠は、「その完成度が信じられない」と唸っていました。

番組最期に、「タイトルをどれだけ多く取れるのか期待してます」とゲストの伊藤かりんは締めくくっていました。




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