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クローズアップ現代(8/31)「北朝鮮の内幕、ミサイル発射の行方は」

投稿日:2017年9月1日 更新日:

クローズアップ現代」(NHK、8月31日放送)で、”北朝鮮・内幕を明かす ミサイル発射の行方は”という特集がありました。8月29日の中距離弾道ミサイル発射の意味や今後の北朝鮮とアメリカの駆け引きの予想など専門家と分析していました。




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8月29日のミサイル発射の狙いは?

まず、北朝鮮からの脱北者の、

”今回のミサイル発射は、国内に向けてメッセージを発するのが目的だった。わざわざピョンヤン郊外から発射して市民の目に触れさせることで、国威発揚につなげる目的だった”

という証言がありました。

専門家には、「チキンレースの中で、北朝鮮は絶対に引かないという姿勢を示した。攻撃しようと思えばできるぞと示し、緊張を徐々に高める狙いだった」と、国際社会との政治的駆け引きが狙いだと分析する人もいました。



一方、元防衛相の森本毅氏は、
「グアム攻撃のアナウンスで過度にアメリカを刺激しないように、あえて米国本土とハワイの中間地点あたりに向け、距離も短めにして発射した。アメリカが対話の場に出て来やすいように誘いをかけたのでは?」と分析しているようでした。

また別の専門家は、
「グアムへの攻撃実験に向けて、どの程度でアメリカがどんな反応をしめすのか、レッドラインを探る目的でしかけたのではないか?また、米韓軍事演習への反発や日本への威嚇の意味も込められている」と分析しています。




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北朝鮮のミサイル開発、核実験の動向は?

では、北朝鮮のミサイル開発はどこまで進んでいるのでしょうか?

アメリカのあるシンクタンクの研究者は、

「7月に発射されたICBM級の火星14型に着目している。大気圏への再突入で問題が生じていた可能性がある。正常な再突入体としては、速度が足りていなかった。一方で、ミサイルを遠くへ飛ばす技術は急速に進展している。脅威を真剣に受け止めるべきだ。
北朝鮮のミサイルは、ほんの最後の部分が上手く行っていないに過ぎない。アメリカに届く技術を獲得するのは、時間の問題だ」

と述べています。



核実験については、韓国国家情報院の分析では、
「6回目の核実験の準備は完了している。9月9日の建国記念日を警戒している。核能力の誇示という目的からも、6回目の核実験は行われるのではないか?」ということです。



北朝鮮への経済制裁の効果は?

一向に効果を上げていないように見える、北朝鮮への経済制裁ですが、今回の「クローズアップ現代」では、経済制裁に関する国連安保理の未発表の中間報告書を独自入手して番組内で公開しました。

それによると、

制裁は、はるかに遅れている

と厳しく指摘してします。


また中間報告書には、北朝鮮が制裁をすり抜けて活発に経済活動を行っている実態が示されていました。

例えば、石炭は制裁で禁輸品目に指定されていますが、実際には第三国を通し産地偽装などしてマレーシアやベトナムに輸出されていました。金融取引や武器輸出も行われていて、この半年で300億円を稼いでいます。

さらに、外国の民生品が北朝鮮国内で軍事目的に転用されているとの疑いも出ています。

中朝国境の川では、北朝鮮軍関係の船に日本製のレーダーが装備されているのが、確認されています。該当の日本のメーカーに番組が問い合わせると、
「中国に輸出しているが、北朝鮮には輸出していない」と答えがありました。



では、実効性のある制裁にはどうすればいいのか?

専門家によれば、アメリカは北朝鮮の外貨獲得を阻止するため、北朝鮮と取引する企業にアメリカの金融システムの中で取引できないようにする法案をすでに準備しているとのことです。

この点、カギを握るのは石油の禁輸ですが、これは中国とロシアが関わってくるものの、肝心の中国は、なかなか応じようとはしていません。

北朝鮮の市民に影響が大きいことや、切羽詰って暴走する可能性があることを理由にしているようです。

現状では、やはり米国・韓国・日本が協調し、対話と圧力を強めていくことが重要だという結論で番組は締めくくっていました。




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