なるほど・ザ・ブログ

色々な面白くてお役に立つ情報を提供します!

社会・経済

NHKスペシャル、スーパー台風日本にも、異常気象・予測不能の恐怖

投稿日:2017年9月10日 更新日:

NHKスペシャル「巨大危機」は、”異常気象・スーパー台風、予測不能の恐怖”という特集でした。最近、天気予報が当たらないと言われていますが、それは地球温暖化で、異常気象化してきているから。もし、スーパー台風が日本の本州を直撃したら?




スポンサーリンク

豪雨・台風の予測は年々困難になってきている

今、近い将来日本を襲うおそれがあると言われるスーパー台風が警戒されています。予測を誤れば、数十万人に影響が及ぶ大災害を招くとも考えられています。

その豪雨や台風の気象予測が、地球温暖化の影響で難しくなっています。

既存の予測システムでは、もはや自然界の変化に太刀打ちできなくなっているのです。

今回のNHKスペシャルは、気象予測の限界に迫る戦いに挑む動きを紹介しています。



番組では、まず、今年7月に起きた「九州北部豪雨」を例に話を進めていきました。

この豪雨では、9時間で平年の2ヶ月分の雨が降る異常事態となり、河川の氾濫や土砂崩れが相次ぎ、37人が死亡し、4人が行方不明になりました。

朝の天気予報では、大雨になるという予報はありませんでした。

朝倉市周辺では、日中の雨量は最大16ミリ/時で、やや強い程度の雨と予想されていました。

しかし、昼過ぎには叩きつけるような大雨に。観測された雨量は1時間に100ミリ以上。気象庁は午後1時半頃、「記録的短時間大雨情報」を出しました。今後24時間で最大180ミリの雨と予測。

しかし、予測は再び外れました・・・。

その後の総雨量は180ミリをはるかに超え、1,000ミリに達しました。



●なぜ、この豪雨を事前に予測できなかったのか?

それは、九州の陸地ではなく、周辺の海上の予測データの把握の難しさが一因と考えられています。

陸上では、多くの観測地点があって様々なデータを取得できますが、それと同じものは海上にはありません。

海上では、豪雨に直結するのは水蒸気の量です。

これが予測より実際にわずか5%増えただけで、当初予想より3倍も雨量が増えるとといいます。こういう予測のズレが現在、日本周辺で起こり易くなっているのです。



⇒ 九州豪雨の原因は、海水温の上昇か?

当初、九州の西では、海水温は平年より2度高い状態でした。

これにより海上の水蒸気量が多くなると、その空気が陸上に上がって一気に巨大な積乱雲に変わり、予測困難な豪雨をもたらしたらしいです。

海上で水蒸気が多く分布するのは、海上1,2キロメートルの低い層です。
現状では、その低さの水蒸気量を数パーセントレベルで正確に予測するのは難しい。

陸上の積乱雲は、この水蒸気量のわずかの違いで起こったり起こらなかったりするので、雨量の予測は大変難しいという結論になります。




スポンサーリンク

スーパー台風も予測困難~予測誤差が招く最悪シナリオ

いわゆる勢力がモーレツに大きい「スーパー台風」は、いつ日本を襲ってもおかしくない気象状況になっているようです。

昨年10月、予測をはるかに超える猛烈な台風が沖縄の久米島を襲いました。

中心気圧は905hpa(1気圧は1013hpa )。最大瞬間風速は59,7メートル。観測史上最強のレベルでした。

この台風は、久米島を襲う前日は935hpaでした。気象庁はこれ以上は発達しないと予測していました。しかし、海水温が高い海上を進み、その後12時間で905hpaに発達していました。

慌てて、特別警報を出しましたが、その時すでに久米島は暴風雨が吹き荒れていました。住民の中には、身の危険を感じた人もいました。

海水温が現在より2度高い場合、930hpaのかつてない強い台風が本州に上陸するというシュミレーションもあるそうです。
しかも、自然界が変化してきているために、予測は困難だということです。



●スーパー台風の予測を誤ると、どんな事態が起こるのか?

番組ではドラマ仕立てで、スーパー台風が本州に上陸するシュミレーションを再現しました。

東京の東部、海抜0メートル地帯の例(250万人以上が暮している地域)。

沖縄近くに920hpaの大型台風があり、進路は東京を東に逸れ940hpaになって通り過ぎると予測されていた。

江戸川区では、930hpaで台風が直撃する場合、「広域避難勧告」という体制がとられ、住民は他地域に避難することになっているそうです。



ドラマでは、台風はその後930hpaに発達、深夜の段階で、上陸する見通しが判明した。

しかし、深夜に「広域避難勧告」の実行は容易ではなかった。

結局、翌午後3時に930hpaで上陸、東京湾には5メートルの高潮が押し寄せ、荒川は氾濫した。

5つの区の1/3以上が浸水、死者は数千人の恐れが・・・。

だが、被害は台風が去った後も続く。

逃げ遅れた人は数十万人に及び、一週間以上取り残され、孤立の恐れもあるという。


最新の観測技術で海上の風を捉えろ

最新の気象衛星「ひまわり18号」では、膨大なデータを活用し、新たな予測の研究が本格化しています。

雲の解像度は4倍に向上、観測の頻度も12倍に増えています。

こうしたデータ解析の向上で、雲や風の動きを詳細に捉えられれば、海上の湿った空気がどこにどれだけ運ばれていくか分かるようになります。
さらに、風の高度も解析し、どの高度で吹いている風なのかもくわしく知ることができるようになります。

これらのデータを使うと、今年7月の九州北部豪雨は、もっと正確な予測ができていました。



今日本では、台風の上空を飛行機で飛び、観測機器を投下させて台風中の様々なデータを取得しようという計画が進行中です。

一方アメリカでは、NASAが8基の最新の人工衛星を使った新たな予測を試みています。

そして、人工知能(AI)を使って気象予測する研究も進んでいます。

過去の世界中の膨大な気象データを解析して予測します。時には独自の判断をすることもあります。

実際のハリケーンの予測でも、精度が30%向上した成績を収めています。

また、話題のビッグデータを活用する研究もあります。

このように気象予測は新たな字際に入りつつあります。

やがては、人工知能が避難のタイミングを教えてくれるようになるでしょう。

専門家は、スーパー台風などこれからは危険が迫ったら、避難することを優先して検討することが大切だと訴えていました。




スポンサーリンク


スポンサーリンク

【関連記事】
NHKスペシャル、長周期パルスの衝撃 / 都市直下地震、新たな脅威

NHKスペシャル「藤井聡太、秘蔵映像で迫る素顔」(7/8)、強さの秘密を解明!

NHKスペシャル「驚異の人工知能 2017 」、羽生善治も脱帽

NHKスペシャル、スクープ「沖縄と核」沖縄に核ミサイルの基地があった

-社会・経済

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

日産セレナのプロパイロットで事故。自動運転支援機能搭載車で全国初の事故

日産の自動運転機能搭載のセレナで、運転支援機能搭載車では全国初の交通事故が起きていたことがわかりました。 スポンサーリンク 事故が起きたのは、昨年2016年の11月27日午後4時50分ごろ。 セレナの …

5G=次世代通信方式、いつから実用化?au 、ソフトバンク、ドコモの戦略は?

5G(次世代通信方式)の話題が最近、ネットやテレビ、新聞などでチラホラと聞かれるようになってきました。5Gの高速通信はいつから実用化するのか、我々の生活はどう変化するのか、問題点はないのか、など次世代 …

会話ロボットが進化!メーカー、価格、最新ペットロボット情報

会話ロボットが人工知能の進化に伴って、会話能力など機能が向上し、ますます面白くなって多くのメーカーから販売されるようになってきました。 このページでは、会話ロボット(おもちゃ含む)の有名機種、メーカー …

NHKスペシャル「驚異の人工知能 2017 」、羽生善治も脱帽

6月25日のNHKスペシャルは、「驚異の人工知能~天使か悪魔か 2017」という特集でした。近年急速に能力を高度化させている人工知能(AI)の最新情報をレポートする番組です。”羽生善治も脱帽の実力、A …

完全自動運転車(レベル4)のデメリットを考えてみる

この記事では、完全自動運転車のデメリット・問題点を考えてみます。 news.ameba.jpより 完全自動運転車とは、レーダー、LIDAR、GPS、カメラなどで周囲の状況・環境を認識できる機能を持ち、 …