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クローズアップ現代、急増!カフェイン中毒 / エナジードリンク・錠剤の陰で

投稿日:2017年9月23日 更新日:

クローズアップ現代」(NHK、9月21日放送)は、”急増!カフェイン中毒”という特集でした。近年、エナジードリンクなどの飲みすぎによるカフェイン中毒が若者に広がっています。その実態と危険性などをレポートしました。




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若者に急増のカフェイン中毒の実態

エナジードリンク市場の規模が拡大しているそうです。2016年は505億円規模で、2年で15%も増えました。

また、カフェインを効果的に摂取できる錠剤も薬局やネットで簡単に手に入ります。

その一方で、カフェイン中毒で病院に運ばれる若者が増えています。

埼玉医科大学のある医師は、
「カフェインの比較的重症な中毒の報告が増えてきた」と実感を述べています。



●カフェインの含有量

・煎茶 47mg/杯
・コーヒー 90mg/杯
・エナジードリンク 36~150mg/本
・栄養ドリンク 30~50mg/100ml
・錠剤 100~200mg

これらカフェインは、どれくらい摂ると危険なのでしょうか?
⇒ 中毒症状が出るのは、成人の場合、短時間に1,000mg以上といわれています。

エナジードリンクで7本以上、錠剤で5~10粒ほどです。
しかし、感受性の強い人は、200mgでも中毒症状が出る危険もあります。

ちなみに、お茶やコーヒーは、含まれる他の成分によって中毒は抑えられると考えられています。



日本中毒学会が今年7月に、全国の38病院を対象にカフェイン中毒の実態調査をしたところ、この5年間で救急搬送された中毒患者は101人いました。

病状は、心拍数上昇、吐き気・意識低下、などですが、心配停止状態という重篤な場合もありました。

平均年齢は25歳、死亡は3人いました。




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若者のカフェイン中毒、なぜ急増?

「クローズアップ現代」は、カフェイン中毒だった人を取材しました。

◆28歳、派遣社員の女性
4年前、長時間の派遣の仕事を乗り切るため、エナジードリンク3本、栄養ドリンク1本を立て続けに飲んだ。その直後、悪寒が走り、手がしびれ、立っているのも辛くなり、病院へ駆け込んだところ、カフェイン中毒症状と診断された。

本人は,3,4本なら問題ないだろうと思っていた。

その後は、まとめて飲むのは止めたが、今だにエナジードリンクを手放すことはできない。飲まないと不安になる(飲めば全然違うから)。飲むと仕事(例えばチラシ配り)で歩いても疲れなくなる。
止めたいとは思うが、飲めば「できないことが出来るような気がして」、また飲んでしまうという。


◆20歳の大学生
元々、大学受験の勉強中にエナジードリンクを愛飲していた。眠気が取れ、集中できた。しかし、だんだん効かなくなってきて、先輩に錠剤を勧められた。

錠剤は医薬品(輸入品)だったが、一日の適用量もわからず自分の判断で飲む量を増やしていった。この錠剤は、1粒にエナジードリンク2本分のカフェインを含有するものだった。

4時間で6錠を服用した時、救急車で搬送される事態となった。

カフェインの効果は、脳の神経細胞を刺激し、眠気がなくなる、集中力が高まる、などの効果があるとされます。

一方で、依存性があり、短時間に過剰に摂取すると、重大な健康被害をもたらすことがあります。

前述の実態調査で、
病院に搬送されるケースでは、9割以上が錠剤を使用していました。致死量の5gを超えるカフェインを摂取していたケースが62人もいました。死者は3人いました。


●仕事や勉強ではなく、自殺や自傷行為としてカフェインを過剰摂取したケース

ある28歳女性は、カフェインで自殺を図ったことがあります。

首吊りや飛び降りなどは勇気がなかったが、ネットでカフェインが手段として紹介されているのを見つけた。
他の方法に比べ楽に死ねるのではないかと、自殺の衝動に駆られた。

そこで試しに、錠剤を8錠飲んでみたら、突然視界が真っ暗になり、一日中強い手足のしびれに苦しめられた。

ひどい目に合い、もう二度とやりたくないと思った。



ところで、何故、若者にカフェイン中毒が増えているのでしょうか?

仕事の不安や周囲の期待に応えたいというプレッシャーなどの圧力による心の負担を埋めてくれるのがエナジードリンクらしいです。

カフェインの過剰摂取に走ったキッカケは、その1本のエナジードリンクです。そこから次第にカフェインの摂取をエスカレートさせていってしまい勝ちです。

エナジードリンクに何が入っていて、どんな作用があるのか、分かっていない人も多いのです。


どうやってカフェイン中毒防ぐ?

カフェインは薬物の一種といえますが、エナジードリンクや栄養ドリンクは安全性の評価が行われていないのは問題だ、と専門家は訴えています。

メーカーの中には、カフェイン中毒について説明責任を果たし、注意喚起を表示しようとするところもあります。

しかし、それでは売れなくなるのではないか、というジレンマもあり戸惑いがあるようです。

一方国も重い腰を上げ、厚生労働省のHPで過剰摂取について注意喚起を行っています。しかし、その内容は十分とはいえないものです。

厚生労働省の見解では、カフェインそのものの制限や規制については、今のところ検討の予定はないということです。

エナジードリンクは食品扱いなので、規制は難しいですが、錠剤は様々な規制をかけることも可能なようです。



中毒の専門家は、

「子供たちが早い時期からカフェインを使って、一時的に自分のパフォーマンスを上げることを学んでしまうのは問題ではないか?
カフェインがくれる元気は、”元気の前借り”。一時的に元気が出た後に、2倍3倍の疲れが出る。そして、その疲れを補うために、さらにカフェインを使うという泥沼に陥りやすい。
カフェインとは上手に付き合うことが重要。」

と警鐘を鳴らしています。




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