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ヤマト、宅配便運賃送料値上げの理由は?値上げはいくら?

投稿日:2017年3月7日 更新日:

ヤマト運輸宅配便(宅急便)運賃送料の値上げを検討しています。その理由は、ネット通販の荷物の急増でドライバー不足が深刻化しているためです。値上げ幅がいくらになるのか気になりますね。また、ドライバー不足を補うため、宅配ロッカーの整備も急ぐとか。




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ヤマト運輸、宅配便送料値上げの理由

クロネコヤマトの宅配便(宅急便)の運賃送料の値上げのニュースが世間で話題となっていますね。理由はネット通販人気で荷物が急増し、それをさばけるだけのドライバー数が足らず、ドライバーに過剰な負担がかかっている状況を打開するためだそうです。

また、ヤマト運輸の労働組合も、荷受量を減らすように要望しています。

この値上げの背景にあるネット通販の荷物量の増加は、国土交通省のデータによると、2015年度時点での宅配便取り扱い個数は37億4500万個(前年度比3.6%増)で、30年前に比較すると、7.6倍にも増えています。

荷物が増えれば、不在による再配達も増えます。

当然、ドライバー数はそんなには増えていないので、これではドライバーの業務に過剰な負担がかかって当然でしょう。

尚、送料運賃の全面的な値上げは、消費税の引き上げ時を除くと1990年以来、27年ぶりとなります。

PS.
その後の情報では、今年度は荷受の総量を2016年度分を超えないように抑制する方針だそうです。
また、ドライバーの負担を減らすために、外部の業者に配送を委託していた費用がかさみ、それが収益を圧迫しているというのも、値上げの理由の一つのようです。


ヤマト便、値上げ幅はいくら?いつから?

以上のような状況から、宅配便の運賃の値上げは止むを得ないとして、気になるのはいくらくらいの値上げ幅になるのかです。

ヤマト運輸によると、新たな中期経営計画を公表する今秋までに値上げの詳細を固める見通しだということで、実際の値上げは今年の年末か年明けになるでしょう。

しかし、ネット通販業界も年末商戦は1年で最も売り上げる時期で、宅配便の荷受量も多いですから、それに合わせて運賃値上げに踏み切るかもしれませんね。

肝心の、”いくら値上げになるのか”ですが、過去に、バブル期の人手不足による人件費高騰で、90年に運賃を100円程度引き上げたことがありました。

そのあたりが今回の値上げでも、基準になるのではないでしょうか?

50円程度では効果が薄いし、200円以上だと客離れが起きるリスクがあるでしょう。

再配達についても、有料化(追加料金)の検討が噂されています。50円くらい追加料金がかかるようになるのかもしれませんね。

また送料の値上げ以外にも、配達時間の見直しにも着手するそうです。

昼の12時~14時の配達を廃止し、ドライバーに昼食時間の休憩を確保します。
夜間の配達も、配達希望が集中する20時~21時を広めに取ってドライバーの負担を軽減する案が検討されているとか。

PS.
その後の報道によると、宅配運賃値上げは今秋を予定しているようです。


宅配ロッカーや、コンビニ受け取りなども整備

配達荷物の数を減らし、再配達も可能な限り減らす取り組みの一つとして、ヤマト運輸だけでなく宅配業界全体で、宅配ロッカーの設置やコンビニ等での受け取り体制の整備にも取り組んでいくらしいです。

コンビニ業界にとっては来店客数が増えて売り上げがアップするメリットがありますが、荷物が増えれば却って通常業務に支障がでるのでは、という懸念の声もあるようです。

またヤマトは、以前から宅配ロッカーの配備計画(首都圏に5,000台のロッカーを設置)がありましたが、それを前倒しして進めると発表しました。このロッカーは、他の同業者にも開放するそうで、さすが業界リーダーの意識は高いですね。

設置場所としては、駅やショッピングセンター、商店街などが検討されています。


ヤマト便、運賃値上げ問題のまとめ

今アマゾンや楽天をはじめとするネット通販業界は、送料無料のサービスが当たり前で、そのうえに配達スピードを競う時代になりつつあります。

そのため実店舗の店で買うより便利になった部分があり、年々売り上げが上がってきています。

しかし、商品を運ぶのは人間ですから、便利なサービスを支える宅配便のドライバーに負担がのしかかるのは当たりまえです。

我が家の周囲は若い世代が住むアパートが多いのですが、夜の9時過ぎになっても、ヤマト便のトラックが出入りする音をよく耳にします。ずっと前から、「ヤマトのドライバーは働きすぎだな」と感じていましたが、今になって問題が噴出してきました。

ネットの普及や技術の進歩などで、生活はどんどん便利になっていきますが、便利さは無限に拡大していくハズありません。

ファミレスでは、「ロイヤルホスト」が深夜営業を止めるなど業態の見直しをするところも出始めています。

我が日本は人口減少と高齢社会で、現役の労働人口が減っていくのですから、それを自覚して働く人の負担を思いやり、過剰なサービス競争はしない・求めない意識を持つことが必要かと思いますね。

PS.
ヤマト運輸は、大手通販のアマゾンと提携していて、ネット通販の大幅な伸びで、宅配便数も大きく伸びましたが(宅配便シェアは2015年度で46%)、それに反比例して営業利益は減益となってしまいました。

これはやはり大口の法人契約で、宅配便料金を安く設定しているためです。

今後ヤマト運輸はアマゾン等と運賃値上げの交渉に入りますが、新聞報道によると、アマゾンは、送料無料のサービスは大事なサービスなので、顧客に対しては送料無料を続けたい意向らしいです。

そのため、ヤマト運輸との交渉で、運賃値上げに応じるかどうかは、まだ不透明だということです。

しかし、ヤマトに続き、日本郵便や佐川急便も運賃値上げの意向なので、アマゾンも他へのシフトは難しく、運賃値上げに応ぜざるを得ないのかもしれません。

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