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人工知能の進歩で将来、人間の仕事が奪われる?

投稿日:2017年5月23日 更新日:

人工知能は日々進歩し、近い将来多くの職種の人間の仕事がAI(人工知能)によって奪われるのではないか、という危機感も出てきています。果たして、30年後くらい先の将来、単純労働的な仕事はすべて人工知能に奪われる時代となっているのでしょうか?

この記事は下記のレポートを参考にしています。
・人工知能学会 山田誠二 会長が解説、「AIで人間の仕事が奪われる」は間違い




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人工知能の進化が加速し、人間の仕事が奪われる日は近い?

現在、人工知能の研究は世界規模で行われ、「ディープラーニング」という人間の思考に近い判断・認識力を持つAIも登場してきました。車の自動運転は間もなく実現しそうですし、チェスや囲碁・将棋などゲームの分野では、すでに人工知能(AI)に人間が負ける事態になっています。

やがては、映画「ターミネーター」や「マトリックス」のような世界が現実になるのでしょうか?


人工知能にどんな仕事が奪われる?

英オックスフォード大学でAI(人工知能)の研究を行うマイケル・A・オズボーンという准教授が推論した結果があります。

それによると、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかというと、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論になったそうです。

具体的には、

・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・レストランの案内係
・電話オペレーター
・レジ係り
・カジノのディーラー
・ネイリスト
・ホテルの受付
・仕立て屋
・データ入力作業員
・苦情処理、調査担当者
・簿記、会計、監査の事務員
・メガネ、コンタクトレンズの技術者
・測量技術者
・建設機械のオペレーター
・塗装工

などなど。

自動運転車の普及で、バスやトラックの運転手も仕事を奪われるとも言われていますしね。




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人工知能は人間の無意識の領域には及ばない、だから仕事が奪われることはない?

では、本当に人工知能の進歩・普及で、人間の仕事はどんどん奪われることになっていくのでしょうか?

この点、上述のレポート内に登場する人工知能学会会長の山田 誠二 氏は、

AIによって人間の仕事が奪われるのは誤った認識」だとして、両者の得意分野を相互に補うことが望ましいと提言しています。

その根拠はというと、

AIの研究開発にも技術的な限界がある。人工知能の基本構造は、論理記号ベース、すなわち人間の行動を論理的に記号化することにありますが、「人間の判断や行動は、無意識で行われ、ルール化、記号化できない」という問題があるそうです。

たとえば、医療における診断など、一見すると抽象的、論理的な行動と思われるものも、医師からすると言語化できない推論がたくさん含まれていることがわかってきたのです。

一部に、約30年後の2045年には、あらゆる領域で人間を超える知性を持ったAI(人工知能)が出現し、人間の存在が脅かされ、仕事が奪われるという議論がありますが、そうはならないということのようです。

ただ、30年後くらいには、コンピュータが極々小さくなって、人間の脳内に埋め込まれるくらいになり、人工知能は「拡張知能」として人間の知的成長を飛躍的に迅速・拡大していく可能性があるという意見があります。

さらに、ロボットの例ですが、人工知能(AI)が学習することについても、

原理的には可能だが、現実的にはほぼ不可能」だと山田氏は指摘しています。

「たとえば、”このビルから出て、近くの店で水を買ってくるように”とAIを搭載したロボットに命令するとします。人間にとっては簡単なミッションですが、AIにとっては、まず部屋のドアがどこかわかりません。ドアが見つかったとしても、そこに歩行して移動し、ドアから部屋を出た先にも、エスカレーターはどこか、どうやって乗るか、店の方向はどこかといった問題が待ち構えています」

この例だと、そのくらいのことは簡単だろうと思いますが、実際に自立的なロボットを作るとなると、この程度なんだそうですよ。

人間の苦手なところをAIが補い、AIの苦手なところは人間を行う
というように、相互に補い合うことが望ましい

というのが現実的な人工知能の姿のようです。

なんだか安心したような、寂しいような、不思議な気分ですけどね。

【関連記事】
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